Windows8へRedisをインストールしPHPで利用する手順
セットアップ
Windows用バイナリのダウンロード
64bit版Windows8にRedisをインストールする。
※ Redis 2.8系のインストール for Windows
インストーラーは以下のURLからダウンロードした。
http://ruilopes.com/redis-setup/binaries/redis-2.4.6-setup-64-bit.exe
上のインストーラーにはサービスとして登録するためのredis-service.exeが含まれているが、バージョンが2.4系となっている。2.6以上を必要とする場合にはそれぞれ
上のURLからダウンロードすることができる。
本エントリーでは、Redis2.4.6のインストーラーを利用したセットアップを紹介する。
インストール
インストーラーの案内どおりにインストールすると
C:\Program Files\Redis
にインストールされる。
Redisサーバの起動
コマンドプロンプトを起動しredis-server.exeを実行する。
C:\Users\Administrator>cd C:\Program Files\Redis C:\Program Files\Redis>redis-server
Redisが起動し、コマンドプロンプト上でログが表示される。
コマンドラインインタフェースからRedisを利用
Redisのcliを起動する。
C:\Program Files\Redis>redis-cli redis 127.0.0.1:6379>
Redisコマンドを受け付ける状態になるので、Redisに対してデータをセットしてみる。
redis 127.0.0.1:6379> set testkey testvalue OK redis 127.0.0.1:6379> get testkey "testvalue"
testkeyというkeyで値をセットし、取得できることを確認できた。
Windowsサービスとして登録
コマンドライン上からRedisサーバを起動し、データをセットしてみたが、Windowsサービスとしてバックエンドで動作させることができる。コマンドプロンプトで動作中のRedisサーバを終了した上で以下のコマンドを実行しサービスとして登録する。
C:\WINDOWS\system32>sc create redis-server binPath="C:\Program Files\Redis\redis-service.exe redis conf/redis.conf"
上のコマンドを実行して
[SC] CreateService SUCCESS
と返ってくればWindowsサービスとして登録が完了する。登録ができてもサービスが起動していないので、サービスを起動する。今回は、
タスクマネージャ → サービスタブ → redis serverを右クリック → 開始をクリック
で起動した。
Redisサーバを起動したら再度、コマンドラインから別のデータをセットできることを確認する。
PHPからのRedisを利用する
predis
PHPからRedisを操作するためのモジュールとして
がある。predisはPHPでrequireして利用するタイプの拡張モジュールになる。別のモジュールでphpredisがあるが、本記事ではpredisでRedisサーバに接続してデータを操作する方法を紹介する。
predisのインクルード
require 'Predis/Autoloader.php'; Predis\Autoloader::register();
Redisサーバへの接続とデータ操作
$client = new Predis\Client(); $client->set('testkey2', 'testvalue2'); $value = $client->get('testkey2'); echo $value;
複数のデータを配列でセットすることもできる。
$client = new Predis\Client(); $arr = array( 'arrkey1' => 'arrvalue1', 'arrkey2' => 'arrvalue2', 'arrkey3' => 'arrvalue3' ); $client->mset($arr); $value = $client->mget(array_keys($arr));
その他の機能については、predisのパッケージ内にあるexamplesフォルダに入っているサンプルファイルを参考にして、Redisサーバの操作の方法を調査することができる。
参考