PHP 5.5以前のシステムにZend OPcacheをインストール

CentOS 6.6 + PHP 5.3.3の環境

OPcacheでコードキャッシュする

PHP 5.5でコードキャッシュする場合は、Zend OPcacheを利用することが出来る。

PHP 5.5以前は、APCを使ってコードレベルのキャッシュを行うことが出来たが、PHP 5.3や5.4の環境であってもOPcacheを使うことが可能。具体的には、githubで公開されている

ZendOptimizerPlus

をセットアップすることで、PHP 5.5以前のシステムにOPcacheを組み込んで高速化することが出来る。

CentOS6.6 + PHP 5.3.3のシステムにZendOptimizerPlusをインストールしてみました。

インストール方法

ダウンロード

githubのサイトからZendOptimizerPlusをダウンロードして

/usr/bin

に配置しました。

READMEの案内通りにインストール

githubのページにQuick Installが書いてあるので、その案内通りに実行していけばインストールできます。

sudo phpize
sudo ./configure --with-php-config=/usr/bin/php-config
sudo make
sudo make install

インストールが完了すると、

/usr/lib64/php/modules/

opcache.so

が生成されます。

php.iniでextensionの追加

php.iniの設定は、githubのページにおすすめの設定が書いてあるので、その通り記述します。

zend_extension=/usr/lib64/php/modules/opcache.so

opcache.memory_consumption=128
opcache.interned_strings_buffer=8
opcache.max_accelerated_files=4000
opcache.revalidate_freq=60
opcache.fast_shutdown=1
opcache.enable_cli=1
;opcache.save_comments=0
;opcache.enable_file_override=1

利用可能なディレクティブの一覧をgithubのページで確認することが出来ます。

php.iniを編集したら、apacheを再起動します。

確認

コマンドプロンプトで

php -v

を実行することで、Zend OPcacheが有効になっているか確認することが可能です。

$ php -v
PHP 5.3.3 (cli) (built: Oct 30 2014 20:12:53)
Copyright (c) 1997-2010 The PHP Group
Zend Engine v2.3.0, Copyright (c) 1998-2010 Zend Technologies
    with Zend OPcache v7.0.5-dev, Copyright (c) 1999-2015, by Zend Technologies

with Zend OPcache v7.0.5-devと表示されることを確認します。

Opcache Control Panel

Webベースの管理ツールがあり、PHP 5.5同様にOPcacheのキャッシュ管理を行うことが可能です。

ocp.php github

ocp.phpをダウンロードして、コントロールパネルにアクセスし、キャッシュされているか確認することが出来ます。

PHP 5.3の環境でもZendOptimizerPlusを使うことで、Opcacheによるコードキャッシュを利用できます。PHP 5.2や5.4の環境でも利用可能でapcよりも効果的な高速化が期待できるようです。

APC vs Zend Optimizer+ Benchmarks with Symfony2

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