Magento用のページキャッシュプラグラインでパフォーマンスアップ

Lesti::FpcでMagentoのフロントをページキャッシュする

インストールと使い方

Magentoは標準状態だと動作が軽快ではありません。

しかし、パフォーマンスを上げるためのノウハウやプラグインタイプのエクステンションを利用することで、実運用に耐えられるシステムを構築することが出来ます。

ECサイトのフロント側(公開ページ)のパフォーマンスを上げるために、

Lesti::Fpc

が利用できます。

ダウンロード

ダウンロードは、Lesti::Fpcの開発者ブログから出来ます。

http://gordonlesti.com/lestifpc/

ページの下の方に[ダウンロード]というリンクがあるので、そちらから入手します。

lesti-fpc-filepath

ダウンロードしたzipファイルを展開すると上の画像のようなファイルパスになっています。Magentoのルートディレクトリにあるappフォルダ内にLesti::Fpcの差分ファイルを各階層にコピーすることでインストールが完了します。

Lesti::Fpcの有効化

インストールしたら、Magentoの管理画面から

System → Cache Management

に進みます。

fpc-full-page-cache

Cache Typeとして、

Fpc

がリストされていることが確認できます。インストール直後は、

StatusがDisabled

になっているので、Enabledにして有効化します。

キャッシュファイルの保存場所

Lesti::Fpcは標準でMagentoの

var\cache

にキャッシュファイルを保存します。

magento-var-cache

上の画像は、実際にキャッシュファイルが保存されている様子です。

  • fpc–1
  • fpc–2

にLesti::Fpcのキャッシュファイルが保存されていきます。それ以外の

mage–n

は、Magentoのキャッシュファイルです。

Magentoのフロント側公開ページ(ストアページ)を操作するとキャッシュファイルが生成されることを確認できます。

Lesti::Fpcの設定

管理画面から行う設定

Magentoの管理画面で、

System → Configuration → System(左サイドバー) → Lesti Fpc

の順にクリックするとLesti::Fpcの設定画面が表示されます。

magento-lesti-fpc

設定画面でURLやパラメータ、Magentoのアクションをベースとしてキャッシュ制御をすることが出来ます。

fpc.xmlでライフタイム設定

キャッシュの有効期限を調整する場合は、

app\etc\fpc.xml

というファイルを作成し、下のxmlをコーディングします。

<?xml version="1.0"?>
<config>
  <global>
      <fpc>
        <lifetime>43200</lifetime>
        <debug>false</debug>
      </fpc>
  </global>
</config>

標準の設定だと86400(24時間)になっていますが、任意の値を設定することでキャッシュファイルの有効期限を調整することが可能です。

設定を反映させるためには、Magentoの管理画面から

System → Cache Management

に進み

Flush Manage Cacheボタン

を利用して設定情報のキャッシュをクリアする必要があります。

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