Windows環境へRedis2.6をインストールしconfを調整した上でサービスとして起動する
Redis2.6.12のインストール
Redisのバージョン2.4.6のインストーラーを利用したインストール方法を
Windows環境へRedisをインストール
の記事にエントリーした。
Redis2.6系をWindows環境に構築する際の手順を新たにまとめてみる。
ダウンロード
ダウンロードは、GitHubのmythz/redis-windowsから行った。
ダウンロードしたzipファイルを展開して、
redis-windows-master\downloads\redis64-2.6.12.1.zip
の階層に進むと以下の画像のファイルが表示される。
インストール
画像で表示されている6つのファイルすべてを
C:\Redis2.6.12
にコピーする。
コピーすればインストールは完了となる。
Redisを起動
インストールが完了したのでRedisを起動する。
C:\Users\Administrator>cd C:\Redis2.6.12 C:\Redis2.6.12>redis-server
画像のようにRedisが起動する。
問題なく起動はしているが画像の中に水色でアンダーラインを引いてみた。警告のメッセージが表示されていることを確認できる。この警告メッセージは、redis.confを明示的に指定してRedisを起動することで回避することができる。
C:\Redis2.6.12>redis-server redis.conf
コマンドプロンプトから上のように起動すれば警告メッセージが表示されることはない。また、redis.confに定義したカスタマイズした設定を反映させた状態でRedisを起動することができる。
Windowsサービスとして登録
Windowsサービスとして登録しバックエンドで起動した状態にする。コマンドプロンプト上でRedisを起動した状態にしている場合には事前に終了しておく。
サービスの登録には
で利用した
redis-service.exe
を流用することでサービスとして設定した。そのため、Redis2.4.6のインストーラーが配置したredis-service.exeを
C:\Redis2.6.12
にコピーする。
上の画像は、Redis2.4.6のインストーラーでRedisをセットアップした状態だが、水色でアンダーラインを引いてあるredis-service.exeだけをコピーする。
2.6の方にコピーしたら、redis-service.exeを利用してWindowsサービスとして設定する。
sc create redis2.6 binPath="C:\Redis2.6.12\redis-service.exe redis redis.conf"
[SC] CreateService SUCCESS
と表示されればOKなので、コンピュータの管理などからRedisを手動で起動する。上のようにscコマンドを実行すれば、redis.confの設定を反映した状態でRedisが起動される。
redis.confの調整
バックエンドでconfファイルを反映した状態でWindowsサービスから起動できる状態になったので、redis.confを調整して
- logの場所
- 永続化データの配置場所
の調整をしてみる。
logの場所
redis.confの53行目付近を以下のように変更する。
##logfile stdout logfile "C:/Redis2.6.12/logs/redis.log"
confを変更した上でlogsフォルダを新設した状態でRedisを再起動すると
- redis.log
- redis-service.log
という2つのログファイルが保存されていることを確認できる。
永続化データの配置場所
Redisがメモリから非同期でデータを永続化する場所を調整する。redis.confの138行目付近を変更する。
##dir ./ dir "C:/Redis2.6.12/data"
logsの場合同様事前にdataディレクトリを作成しておかないとRedisが起動できない状態となる。