WebエンジニアブログのCSSに直リンクしたスパムページは減少してきている
同じ事例が局所的に発生していた可能性を示す情報
2014年7月17日前後からWebエンジニアブログのCSSに直リンクした、検索キーワードを詰め込んだページがGoogleで上位表示される事例が多発した。
キーワード出現率が高すぎるページがGoogleにインデックスされて上位表示されているのエントリーで、
- 実際のページの画面キャプチャ
- インデックス状況
を公開している。
発生から2ヵ月ほどたち、当ブログに対するリクエストは減少しており、被害は表面上収まっている。しかし、Googleに対するスパムレポートをしなかった場合には、被害は継続的に発生しているものと考えている。
その理由として、
- タイトルに検索キーワードを詰め込んだページ
- 海外のサイトにページを寄生する形で公開し上位表示されているページ
双方のページがGoogleの検索結果に表示される事例を複数確認している点があげられる。
2点ほど事例を共有
joma.seというサイトはスウェーデンの建築関連の企業サイトと思われるが、そのサイトの中に
日本向けのレディースファッションのショップサイトが展開されていて服が販売されている
のである。
この状態は、通常の思考回路で考えた場合にはありえない。というのも、スウェーデンの企業サイトが外国の異業種サイトを自サイトの一部として公開するだろうか?
この現象の解釈は、以前も書いたが、
海外のサイトのホスティングサービスをハッキングした上で、サイト管理者の許可なくページを公開している
ものと判断している。
2ヵ月ほど前にハッキングされていた複数のサイトのホスティング会社に連絡を取り、ページを削除依頼し、スパム被害が減少した事実があるので、サイトがハッキングされているものと判断して問題ないと考えている。
手法は同じですが、2点目の事例を載せておきます。
Googleウェブマスターフォーラムで同じ被害を受けたサイト管理者が質問していた
このような手の込んだスパム事例が、Googleに通報しないといつまでも公開されているのだが、そんな中同じ手法で、CSSに直リンクされてしまい被害を受けているサイト管理者がGoogleのウェブマスターフォーラムで質問していたのである。
そのサイトの管理者の方が、そのような被害が発生したのか記事にしている。
内容を拝見すると当サイト(Webエンジニアブログ)が受けた被害と同じであることが確認できる。
現在も多数のスパムページが公開されており、検索順位にマイナスの影響が発生しているサイトやブログは多数存在するものと考えている。ただし、被害の発生はある程度局所化されていて、狙い撃ちしている可能性があると想定している。
この被害事例について、少しでも気になった方はコメントフォームから気軽に連絡して頂きたいと思います。