9月に入り複数のキーワードで検索順位の上昇が停止した事例
DNSエラーの影響により順位の上昇が停止したのだろうか?
Googleウェブマスターツールで確認できるクロールエラーの項目は要注意です。
クロールエラーとしてDNSエラーが上がってきたのエントリーで、エラーの内容を書いたので、本記事ではそのエラーの影響を書く。
実際には、影響がある可能性を示す情報に過ぎないのだが、9月に入り複数のキーワードで、検索順位が情報した例があるので、まずはそのグラフを公開する。
9月を境に検索順位の推移が変化した事例
事例1
事例2
事例3
DNSエラーの影響はあったのだろうか?
上の3つのグラフは、本ブログのあるページを3つの異なる検索キーワードで検索順位を記録したグラフになる。
ちょうど9月を境にして、順位の上昇が止まり、緩やかに順位が推移し始めていることが確認できる。検索順位の上昇が止まった原因としてDNSエラーが影響している可能性はあるのだろうか?
その可能性を検証するために、再度DNSエラーのグラフを載せてみる。
8月の末にDNSエラーが発生して、9月7日から断続的にDNSエラーが発生している。
このDNSエラーのグラフは、すでに掲載した3つの検索順位の推移グラフと関連がある可能性が高いと判断している。しかしながら、9月に入り上昇が停止した別の理由も考えられる。
検索ボリュームが高めのキーワードだと上位表示手前で上昇が停止する
3つの検索順位の推移グラフであるが、
すべて検索ボリュームが高めのキーワード
という特徴がある。
別キーワードで他のページの順位もチェックしているが、検索ボリュームが高くないマイナーなキーワードについては、9月以降も上昇を維持した事例を把握している。が、検索ボリュームが高いキーワード(あるいは複合キーワード)で、9月以降検索順位の上昇を維持した例は無い。
この原因がDNSエラーの発生によるものであるかどうかは、DNSエラーを解消することで明確になるので、DNSサーバを管理しているValueDomainに問い合わせを行い対策を講じた。そのあたりの問い合わせ内容や対策の内容は別途ブログ記事にする予定。
この件について、まずは、DNSエラーを解消した状態で、検索順位の上昇率を確認したいと考えている。DNSエラーを解消しても検索順位が緩やかに推移する場合には、別の問題と判断できる。
その段階で、
- 検索ボリューム
- コンテンツの質
双方の要素を検討することになる。
現段階では、DNSエラーが検索順位に影響を与えた可能性が高いと考えているので、ウェブマスターツールのクロールエラーを注視することと、耐障害性の高いDNSサーバを利用することがSEOの大前提としておすすめしたいです。