ビッグキーワードで月間平均検索ボリューム数24000~44000ほどのサイトにバナー広告を出した結果
バナー広告って効果あるの?
同じジャンルで2種類のサイトにバナー広告を出したことがある。
バナー掲載サイトからのアクセス数などを公開し、バナー広告を検討しているサイトオーナーに、広告を出すべきか判断するための参考情報にして頂くことにした。
相場
地方自治体(役所・図書館)では、小さいバナーなら5000円/月で掲載できる。バナーサイズにより料金は変わってくるが、10000円前後で掲載できるため、それほど敷居は高くない。
被リンク効果
被リンク効果を期待して掲載するものではなく、広告による流入数アップとその後の成約率アップのために掲載するもの。
バナーを出したサイトの状態
広告を出したサイトの検索順位は以下のとおり
- Aサイト → ビッグキーワードで検索順位がほぼ通年1位のサイト
- Bサイト → 同じビッグキーワード + 地域名で検索結果の1ページ目に表示されるサイト
検索ボリューム
Aサイトはあるビッグキーワードで検索順位が1位のサイトであり、Google Adwordsのキーワードプランナーで調べてみると、該当キーワードの月間平均検索ボリューム数は以下のとおり表示された
料金
Aサイト → 1ヵ月掲載で10000円
Bサイト → 3ヵ月掲載で10000円
オプション
Bサイトは、独自に地域情報誌を発行しており、その冊子の2ページ目に広告を載せることが出来た。
バナーサイズ
縦60ピクセル×横120ピクセル
掲載位置
Aサイト → トップページ上部
Bサイト → トップページ下部
流入アクセス数
Aサイト
Bサイト
アクセス数の補足説明
Aサイトの一日の最大のアクセス数は22で、Bサイトの方は9件のアクセスが最大
であった。
Aサイトについては、バナー画像を外部参照で取得できるようにすることを掲載の条件としてあげていた。そして、バナー画像を自身の運営するWebサーバに配置していたため、Aサイトのトップページにアクセスがあるたびに、当方のWebサーバのログが残るようになっていたため、おおよそのアクセス数は計算できる状態であった。
そのアクセス数は、ビッグキーワードで検索1位をとるほどのサイトということもあって、検索ボリューム数に相応しいアクセス数ではあったのだが、
バナー広告からの流入は最大22件
であった。
Bサイトの方は、Aサイトと比べて検索の順位などからアクセス数は少ないサイトと考えているが、相対的に費用対効果の高いバナー広告掲載サイトとなった。
一概に判断基準とすることはできないが、
- 直帰率
- ページセッション数
- 滞在時間
上のすべてで、AサイトよりもBサイトのほうが良い結果を出すことが出来た。
課題
バナーを掲載するサイトのアクセス数は、バナー広告を出す上で重要と考えられるが、バナー広告のデザインも効果を出す上では無視できない要素と考えられる。
今回のケースは、バナー画像のサイズが小さいものであったり、特別バナーのデザインに配慮したわけではなかった点を補足しておく。
そのため、バナーのデザインで流入数を増加できると考えていない場合は、
バナー広告を出すことをおすすめしない
ただし、Bサイトのようなバナー掲載先も探せば存在するので、特に規模の小さいサイトにとっては、Bサイトのような掲載サイトと付き合うのも良いかもしれない。
注意点
広告を掲載するサイトのオーナーによっては、
アクセス数を意図的に増やして広告掲載の印象を良く見せようとする
オーナーがいるかもしれないので注意して頂きたい。