Redisのデータを管理するWebベースとGUIベースのクライアントソフト
redis-cliを利用してコマンドラインでRedisのデータを管理することができます。
同様の操作を
- Webインタフェース
- GUI
でRedisのデータを操作する管理ツールがあります。本エントリーでは、Web上でRedisサーバを管理できるphpRedisAdminについて書いてみます。GUIタイプのクライアントソフトRedis Desktop Managerについては別の機会に記事にしたいと考えています。
phpRedisAdmin
phpRedisAdminは、Web上でRedisのデータを操作するためのツールです。GitHubからダウンロードすることができます。
セットアップ
Windows8に標準セットアップしたxampp環境にphpRedisAdminをインストールしてみます。
phpRedisAdminはpredisに依存しているので、Composerを利用することでpredisも同時にインストールすることができます。
最初にapacheのドキュメントルートに移動します。
cd C:\xampp\htdocs
Composerをインストールします。
curl -s http://getcomposer.org/installer | php
phpRedisAdminのインストールは以下のコマンドで行います。
php composer.phar create-project -s dev erik-dubbelboer/php-redis-admin /
使い方
以下のURLにアクセスするとphpRedisAdminのWebインタフェースが表示されます。
localhost/php-redis-admin/
左側にある
Add another key
というリンクをクリックするとデータを登録することができます。
string typeのwantというkeyでvalueを設定してみます。typeにはstringのほか
- hash
- list
- set
- zset
Redisで選択可能な5種類のデータ構造を選ぶことができます。
サーバ管理系の操作も可能で、
緑色で囲った部分でデータベースの選択をすることができます。
赤色の部分では、左から
- Redisサーバ情報の表示
- エクスポート
- インポート
各操作を行うことが可能です。
水色の部分のディスクの絵のリンクをクリックすることで、メモリ上に展開されているデータを即時永続化することができます。
データベースの追加
phpRedisAdminの初期状態では一つのデータベースを管理できる状態になっています。複数のデータベースを管理するためにはphpRedisAdminのconfを調整する必要があります。
php-redis-admin\includes\config.sample.inc.php
を
config.inc.php
としてコピーし、$configを以下のように調整します。
$config = array( 'servers' => array( array( 'name' => 'local server', // Optional name. 'host' => '127.0.0.1', 'port' => 6379, 'filter' => '*', ), array( 'name' => 'local server 2', 'host' => '127.0.0.1', 'port' => 6379, 'db' => 15, 'filter' => '*' ) ), 'seperator' => ':', 'maxkeylen' => 100, 'count_elements_page' => 100 );
上の設定を行うと、db15としてデータベースを管理できる状態になります。
config.sample.inc.phpには、コメントアウトされた様々な設定のサンプルが書かれていますので、色々と試してみることで好みの状態にすることができると思います。