Windowsのxampp環境へインストール
ダウンロード
Cakephp公式サイトからバージョン2.4.2安定板をダウンロードした。
パッケージの展開
xampp環境はCドライブにインストールしてあるので、以下のようにCakephpを展開した。本エントリーでは、xampp1.8.1環境を想定している。
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2
パッケージの展開は以上で完了
バーチャルホストの設定
以下xamppのapachewebサーバでバーチャルホストが有効に機能していることを前提に進める。
xamppのバーチャルホスト設定ファイル
C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf
に以下の内容でバーチャルホストを新設する。
<VirtualHost *:80> ServerName cakephp.local DocumentRoot "C:/xampp/htdocs/vhost/cakephp2.4.2/app/webroot" DirectoryIndex index.php index.html <Directory "C:/xampp/htdocs/vhost/cakephp2.4.2/app/webroot"> <IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteRule ^(.*)$ index.php [QSA,L] </IfModule> AllowOverride all Require all granted </Directory> </VirtualHost>
ServerNameは、
cakephp.local
としたが、好きなものを設定できる。
mod_rewriteの設定
バーチャルホストの設定でmod_rewriteの記述も含めて設定したのだが、mod_rewriteを利用するためには、apacheのconf本体で利用可能な状態にしておかないといけない。
httpd.confの中の
LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so
の行がコメントアウトされているのであればコメントを外してmod_rewriteを有効にしておく必要がある。
バーチャルホストの設定が終わったらapacheを再起動する。今回はwindows8環境で試しているため、
タスクマネージャ起動 → サービス → apache2.4右クリック → 再起動
でwebサーバのリブートを行った。
hostsファイルの設定
ServerNameをcakephp.localとして設定したので、そのURLでブラウザからアクセス可能な状態にしなければいけない。
C:\Windows\System32\Drivers\etc\hosts
にアクセスし、以下の一行を追記する。
192.168.0.2 cakephp.local
左側のipアドレスは、ローカルエリアネットワークのipアドレスになり、個々の環境で異なることがある。自身のサーバのipアドレスを設定する必要がある。なお、ホスティングサービスを利用している場合には、hostsの設定は必要なく、DNSの設定が必要になってくる。
ブラウザからアクセスしてみる
ブラウザのアドレス欄にcakephp.localと入力しアクセスしてみると、
Release Notes for CakePHP 2.4.2.
というページが表示されるエラーが表示されているがページが表示されていれば現状問題ない。
赤い表示のエラーに対処する
赤で表示されているエラーに以下の2つがある。
Please change the value of Security.salt
Please change the value of Security.cipherSeed
これらのエラーはcore.phpを編集することで対処できる。
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2\app\Config\core.php
を開き、以下の2行を編集する。
Configure::write('Security.salt', 'DYhG93b0qyJfIxfs2guVoUubWwvniR2G0FgaC9mi'); Configure::write('Security.cipherSeed', '76859309657453542496749683645');
今回は以下のように少しだ変えておくことにした。
Configure::write('Security.salt', 'aDYhG93b0qyJfIxfs2guVoUubWwvniR2G0FgaC9mi'); Configure::write('Security.cipherSeed', '176859309657453542496749683645');
編集を終えたらブラウザで再度cakephp.localにアクセスする。赤いエラー表示が消えて表示される。
database.phpの設定
次にデータベースの設定を行う。
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2\app\Config\database.php.default
を
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2\app\Config\database.php
としてコピーしてファイルを開く。
public $default = array( 'datasource' => 'Database/Mysql', 'persistent' => false, 'host' => 'localhost', 'login' => 'dbuser', 'password' => 'pass', 'database' => 'cakephp', 'prefix' => '', //'encoding' => 'utf8', );
上のようにdefault変数の中身を編集する。上の例では、mysqlデータベースにdbuserというログインID、passというパスワードでcakephpデータベースに接続するdb設定となっている。
DebugKitの設定
最後にdebugkitの設定も行っておく。
DebugKitのぺージからプラグインパッケージをダウンロードする。
ダウンロードしたアーカイブを展開後、以下のcakephpプラグインディレクトリに配置する。
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2\app\Plugin
配置後は以下のようにした。
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2\app\Plugin\DebugKit
次にプラグインのロード設定を行う。
C:\xampp\htdocs\vhost\cakephp2.4.2\app\Config\bootstrap.php
bootstrap.phpにDebugKitをロードする以下の一行を追記。
CakePlugin::load('DebugKit');
ここまでで基本的なCakephpのインストールは完了です。