キャバクラのドリンク問題

ドリンクで垣間見るキャバクラの世界

ドリンクを出すことがキャバクラではマナー?

キャバクラでは女の子にドリンク(お酒)を出すことがマナーになっている。

キャバクラの基本料金にあたるSET料金には、ハウスボトル代が含まれているが、ハウスボトルを女の子が飲むことはできない。そのため、女の子と一緒に飲む場合には、別途ドリンクを注文 or キープボトルを入れるということになる。

ドリンクを出すことがマナーと書いた。

が、マナーであるだけに、キャバクラ店であからさまにドリンクの注文を強要されることはない。あくまでもマナーなので、

紳士なら女の子にドリンクくらいご馳走するのが当たり前

といった部分が少なからずある。

実際には、そのキャバクラ店や女の子によって考え方が異なるので、一概にドリンクを暗に強要されていると考えることはできないのだが、あちこち飲みにいった私の感覚では、

対処を誤ると思わぬトラブルになるのがドリンク問題

という認識なので、バカにすることはできない。

そのドリンク問題への私なりの対処方法を書いてみようと思う。

本指名の子にドリンクをご馳走すればOK?

キャバクラに通うみなさんは、ドリンクをしっかりと出していることと思う。

ネットの掲示板では、

ドリンクを出さないケチな客がいる

という内容の書き込みが多く存在する。実際に私が飲みに行って周囲を見渡してみても、ドリンクをご馳走していない男性客をみかけることは無かった。

男性客としては、ケチな男とみられたくない、なので、ドリンクはほとんどの人はだしているんじゃないかと考えていた。いったいなぜドリンクを出す出さないということがそれほどまでに問題になるのだろうか?

ネットの掲示板をよく見たり、いろんなところに飲みに行った感じでは、

本指名の子に出してヘルプの子にドリンクを出さないことが問題

という盲点に気づくことができた。

男性客の側からすると、

おれは指名の子と飲みに来ているのだから指名の子にドリンクを出せばいいんでしょ?

という考えである。私自身もその考え方で問題ないと思っている。しかし、

この考え方はキャバクラでは通用しない、通用しないどころか、

完全なマナー違反

と考えてキャバクラの世界と向き合うことをおすすめする。

いったいどういうことなのか?

ドリンクを獲得すると指名嬢に対して顔がたつ

男性客は飲みに行っているわけなので、楽しめば良い。それはそのとおりなのだが、彼女らは仕事をしている、時には

必死で仕事をしている(クビにならないように)

のである。

このあたりのドリンクに関する苦労は、人気のキャバクラ嬢はあまり経験することがない部分だが、なかなか実績を作れないヘルプ嬢は、

ドリンクを獲得して店の売り上げに貢献したい

という思惑があり、それが原因でドリンク問題が生じているものと考えている。

指名嬢が席をあけている間に、ドリンク獲得なり、キープボトルの酒を減らしていれば、指名嬢が戻ってきた際に、

仕事をしていたと認めてもらえる

ということである。

男性客からしてみれば、

そんなことは知らない、おれは好きな子と飲みにきているんだ!

といったところだろう。

その考え方は間違っていないが、キャバクラの世界では通用しないことは先ほど述べたとおり。

ではどうすれば良いのか?

場内指名で解決

マナー違反をせずに、ドリンク問題に対処するために、私が導き出した答えは、

場内指名を入れる

という結論でした。

キャバクラには2種類の指名の仕方がある。本指名と場内指名と呼ばれている。

本指名は、客1に対して指名嬢1だが、場内指名は、客1に対して指名嬢n(複数付けられる)となる。店によっても異なるのかもしれないが、本指名の子がいる場合には、売り上げ実績が本指名の嬢に付く、一方の場内指名の嬢には、売り上げ実績は付かない。しかし、客の側からすると、気に入った子で席を固めて飲めるので、ドリンク問題など気にせず飲めるというメリットがある。

その方法を使えばいいのではないか?

費用的には、場内指名料として3000円ほどかかるので、ドリンクをご馳走するよりも基本的に割高となる。しかし、煩わしいドリンク問題を切り離せるなら、場内指名を活用するのが良い。

私自身気に入った女の子を複数付けるという飲み方に抵抗があったものの、ドリンク問題を回避するためにベストな方法は、場内指名かなと思っている。

が、この場内指名を使った場合にも少なからず問題がある。

本指名の子はおもしろくない

本指名の嬢がいて、場内指名を入れるといった飲み方で、気分を害する可能性があるのは、本指名の嬢となる。

お気に入りの子がいるのに、ほかの子にも目移りしている

という風に少なからずみられてしまう可能性がある。

しかしながら、意外にもキャバクラの世界では、

一途であるよりも複数の女の子を相手にしている男性客の方がうまく飲むことができる

といった部分もある。

複数の子をつけて、売り上げに貢献しているのだから、ある意味当たり前(決してモテているわけではない)なのだが、ドリンク問題から解放されるなら、安いものではないだろうか。

基本的に、本指名の嬢1人と場内指名の嬢を1人付けた場合に、ヘルプ嬢が付くことはほとんど無いようだ。店によっては指名嬢の予定が空いていても、席から外してヘルプ嬢を付けることがあるかもしれない、そういった可能性があることは、一応、注意しておいたほうが良いと考えている。

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